カコマツブログ

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〝闇に消えた虐待死〟

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昨夜、NEWS23で見た〝闇に消えた虐待死〟が余りに衝撃だったので、覚えている内容を記事にしました。

 

シリーズ「とどかないSOS2」は、

会社員として働きながら、講演会を通じて虐待防止を訴えている橋本隆生(40)さんが再現VTRと共に幼少期の出来事を語っていました。

物心ついたころから、父に毎日のように殴られ、歩道橋を歩きながら死にたいとさえ思った、そんな地獄のような日々の唯一の心の癒しが弟の存在だったのですが、弟も同じように日々、父親から暴力を受けていた。

そして、悲劇は起こりました。弟が夕飯のおかずが食べられず、残すと父に怒られるという恐怖からゴミ箱に捨てる。それを見つけた父親が激高して、殴る蹴るの暴行。その後、「ここで反省してろ」と風呂場に閉じ込め、部屋に戻ってきた父が橋本さんに弟の様子を見に行くように言う。風呂場に行くと弟は浴槽で死んでいた。当時、橋本さんは5歳。

弟の死は事故死として扱われ、父親は罪に問われなかった。

 

何年経っても癒えることのない橋本さんの最愛の弟を失った絶望や悲しみを語る表情を見て、他人である私も悔しくてたまらない気持ちになりました。例え、罪に問われても、無念ははらせないのに……。その後も、弟を殺した父親に暴行されながら暮らしていくのは想像を絶する地獄だったと思います。

 

橋本さんは高校を卒業してから、父親と絶縁するのですが、数十年後に父と再会する。弟の死は事故死でなく父が殺したと問い詰めるも、父は肯定も否定もしないぼやきをするのみ。父親はしつけのつもりだったのでしょうと橋本さんは言う。

そして、父親は罪に問われることもなく69歳で亡くなる。

 

こういう事が過去にもあることを知り、余りの残酷さに心が苦しくなりました。

心愛ちゃんを虐待死させた父親も殺人罪ではなく、傷害罪なんですよね。いくら、家庭内で起こったことは誰にもわからないとはいえ、立派な殺人罪です。それも、無抵抗な子どもへの暴行そして殺害は通常の殺人罪より重いと思ってしまうのは私だけでしょうか。

番組では、橋本さんの弟のように事故死で扱われる虐待事件が多々あると説明があり、その数字を見て、言葉になりませんでした。

 

児童虐待が軽視されがちなので、こうして声にしていきたいと思いました。

 

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